スマホにメモしていた心情吐露とボヤキが全て消えた・・・・・。
なので、今回は最近読んだ漫画と本で感じた事をヌルっと吐きます。
無職本(水窓出版)
「無職」ついて、様々な立場の8人がそれぞれの視点で書いた文章や漫画を連ねた本。
先週、友人と吉祥寺に行った時に本屋に寄ったんですが、そこに陳列されていて、そのディストピア的な装丁にヤられてジャケ買い。
「無職」になった事がある人、仕方なく「労働」している人(死にたくない、生活レベルを低くしたくない、「無職」と言う肩書きが怖い)人には結構響くのではないかなぁと思う。
どっちが良いとか悪いとかじゃないけど、本気で「労働」ってのが嫌だなぁと感じない人の方が今の社会では生きやすいし、日々の生活の中でも常に「労働」への嫌悪感に苛まれなくて済むんだろうから羨ましい。
僕は努力ってのをした事が無いし、具体的な目標も曖昧な目標も持った事が無いので(こんな仕事につきたい、このレベルまでは落ちたく無いとか)、一度も「やりがい」とか「楽しい」とかを「労働」に感じた事が無い。
だからって、適当に「労働」してる訳ではなくて最低限はこなしているつもりだけど(まぁ、結果はついてきてないけどね・・・・・)。
でも、結構「労働」に「やりがい」とか「楽しさ」を感じている人もいるような気がするんだよな。そう言う人らは、自分の興味のある事に少しは関係ある「労働」をチョイスしたり、「労働」する事で得られる賃金を、「自分以外の他者へ課金(家族)」、「現世を忘却出来る趣味に課金」って選択肢へBETする事を望んでるから思えるのかしらね?
「僕の様に自分の事で精神的に精一杯な人は社会不適合者かつ怠惰でダメなウンコ製造機なのかなぁ・・・・・」と最近、落ち込んでいたのですが、その渇きを少し潤してくれた本でしたねぇ〜。
この本の参加者の一人”太田靖久”さんの[無色透明]ってのにもの凄く「わかるなぁ〜」と痺れた。
「ボンヤリとした不安」と「ボンヤリとした理想」と「ボンヤリとした現実」のミックスジュース状態だと、他者の意見や生き方や思考全てにナイフを突き立てて、「否定」から始めてしまう自分にイライラする感じ・・・・・。
肥大した醜い自意識と、狭くなっていく先行きや選択肢とのギャップに、モヤのかかった自死の念が脳裏を撫でる感覚(怖いから死なないけど)←これは[無色透明]を読んで僕が、自分のここ数年のモヤモヤを意識して文字にしただけです。
本当に否定したいのは、他者じゃ無くて「自分」何だけどね。
でも、否定したら自我を保てない気がするので逃げる・・・。
スズキスズヒロさんの[平日]って漫画もシミる。
無職の中年男性や独身男性に対する偏見って、実際にあるんだなぁと最近感じてたので、唸ってしまった。
最近、中学時代の友人に「結婚して良かった事を教えて欲しい」って質問されたので、テンプレみたいな事を言うのが普通何でしょうけど、何かちょっとイラッとしたので、正直に答えてみようとしたら殆ど浮かばなくてびっくりした・・・。
精神的、経済的なメリットは同棲時代と変わらないし・・・・。
考えた末、思いついたのが「既婚」って肩書きがつくと世間が掌返しの反応になった(良い意味で)って事しか浮かばなかったのでそれを伝えたら、微妙な反応をされた笑。
友人「やっぱ愛なんじゃ無い?愛って何だろうね◯ちゃん?←僕の旧姓時代のあだ名」
僕「愛ってのは唯の言葉なんじゃ無いかい?人間の作った。僕は愛とか好きとかわかんないよ」
友人から返事来なくなりました汗。
サレンダー橋本/働かざる者たち、明日クビになりそう1〜2
ドラマ化しましたね。
良い機会だなと思って購入。
”明日クビになりそう”はどっかで少し読んだ事があったので、”働かざる者たち”も似た感じの内容なのかなぁと思ったけど、結構ちゃんとした仕事物でびっくりした。
シリアスな所もあって、胸が苦しくなる感覚もあって、読後感あるなぁ・・・・。
人生の大半を労働に費やすのが、労働者の苦しみですが、労働と上手く向き合える日がいつかは僕にも来ると良いなぁ・・・・・無理か・・・。
水木先生とぼく/村澤 昌夫
夜の午睡さんが、メルカリで出品していたのを購入(経営大丈夫かしら・・・)
なるべく、妖怪関連/水木しげる関連の物は中古で買わないでいたんですが(貢ぎたい)、よくトークショーとかを見に行ってるお店に少しでも利益をと。
京極さんも書いているけど、本当にこの人こそが水木しげるの愛弟子だなぁ。
もっとこの方の名義の漫画が読んでみたい。
京極夏彦/今昔百鬼拾遺 月
「鬼」、「河童」、「天狗」と3冊がいつの間にか纏っていたので購入(しかも、加筆修正有り)。
読もうと読もうと思ってダラダラ買わずにいたら、逆にラッキー?
以前、京極さんの「絡新婦の理」を読んでフェミニズム?女性の権利?とかに少し興味持ったって話書きましたっけ?
この作品にも、それを考えさせられる話があって、「性(ノット スケベ)」って何なんだろうかと、通勤中に思いをはせたものです・・・・。
きっと僕の中にも差別的な意識は、無自覚だけどあるんだろうなぁ。
僕らの様なのを反面教師に、若い人には壁の少ない社会を育んで行って欲しい。
あわれ みつ/酒精中毒朧夢
職場の同僚が自費出版した、詩集?を頂いた。
以前から、20代の内に作品を出したいと言っていて遂に形になった様である。
同僚「多分、意味分からないと思うよ・・・・」
と、言われながら渡されたけど・・・・意味が分からなくても何か良いのが詩なのかな?と僕は思っているので(単純に詩を読んでこなかった人生だったせいかな?)モーマンタイ。
心情吐露と言うか、他者に伝える為の変換器を通さず、その時の感情や情景を自分のフィルターで濾過し文字に変換するのが詩作と言う行為なのかも知れない。
彼の事を知っているからかも知れないが、脳髄にへばり付いた反吐を言葉では説明し辛い感情と紡いで産んだのだろうなぁと思える作物をいくつも感じた。
僕とは違って自己を摩耗せずに、世の中への憂いを、鉛筆を研ぐ摩擦に利用し、吐露を摺書き生きていく事を見つけた同僚へは畏怖すら覚える。
謙遜しているけど、多才でリアリストかつロマンも併せ持った同僚の旅路に幸多からんことを欲す。
最後に
本や漫画を読んでる時は、何かを学べている気がするけど、こうやって言葉で感じたことを表現出来るか試して見ると、全然出来ないんだよなぁ笑。
インプットもアウトプットも苦手だ汗。